22.Excel95との相違点

22−1.マクロ制御方法の相違点概略
Excel95 Excel97/Excel2000
1.マクロの作成・保存方法の相違点
ワ−クブックに、モジュ−ルシ−トやダイア
ログシ−トを、ワ−クシ−トと同列に扱う。
 
 
マクロは、Visual Basic Editor作成され、(以降 
VB Editorと表記)ブックファイルの一部として
保存される。Excelでその内容表示や編集は
出来ないそれらはVB Editorで行う。
2.マクロシ−トの相違点
新ブックを表示し[挿入]→[マクロ]→[モジュ−
ル]で、モジュ−ルを作りワ−クシ−ト不要の
場合は[編集][シ−トの削除]でワ−クシ−トを
削除(マクロシートのみのファイルが出来る)
[ツ−ル]→[マクロ]→[VB Editor]でVB Editor
を起動し、[挿入]→[標準モジュ−ル]でModule1
が出来る。この時Excel側にも1ワ−クシ−トが
出来る。(97はマクロ単独では保存できない)
3.Excel95又はExcel97で作成したマクロを使用する時の注意点
・Excel97で作成したマクロはExcel95では使用
 出来ない「ファイル形式が正しくありません」
 のメッセジ。(コピ−してモジュ−ルへ貼り付
 ける場合は、Excel97専用の命令がない
 限り問題なし)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・あるワ−クシ−トを対象に(Book、Sheet共1
 個でマクロ内に指定なし)マクロを実行する
 場合マクロを非表示にしないと、実行出来ず
 (Excel95の前のExcel5では、マクロを開か
  ずRun出来たがExcel95で出来なくなった)
 
 
 
 
・Excel95で作成しワ−クシ−トなしのマクロも
 そのまま実行できる。
・なお、そのマクロをVBEditorで編集した場合
 はワ−クシ−トが追加されExcel97形式の
 ファイルになる。それをVB Editorの[ファイル]
 →[***(ファイル名)の保存]で行うと97形式
 となるので注意が必要。
 Excelに戻ってから[ファイル]→[上書き保存]
 の場合は、保存形式を聞いて来るので、引
 き続き95でも使用する場合は後者で実施
 
・Excel95で作成しブックにワ−クシ−ト・マクロ
 シ−トが混在する場合は、開いた時点で
 マクロシートは自動的に非表示になる。
 
・Excel97もExcel95と同様マクロを含むBookを
 非表示にしないと実行時、自作メニュ−から
 実行はマクロブックが実行対象になりエラ−
・Excel95で非表示にしてあるマクロはExcel
 97でそのまま使用できた。
・Excel95で表示にしてあるマクロは、97で開
 いたとたんワ−クシ−トが1個出来た。それを
 保存するとExcel97形式になり、こんどは
 Excel95で使用出来なくなるので注意が必要
4.マクロが含まれていることの警告表示
 
(特に表示なし)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マクロが含まれているブックを開くと「開こうと
しているブックには、マクロ−−−」の警告が
表示される。警告表示を止め場合は、
 
[ツール]→[オプッション]→[全般]の「マクロ
ウイルスからの保護」のマークを外す。
●Excel2000
作成したマクロにデジタル署名を行い、発行先
発行元を証明できると共に、改ざんされたか
どうかも検出できる。
 



22−2.マクロの記録編集
Excel95 Excel97/Excel2000
1.マクロの記録
[ツ−ル]→[マクロの記録]→[新しいマクロの記
録](マクロ名は[Record1となっているが特に
名前を付けない場合は)→[Ok] で記録スタ−
ト[ツ−ツ]→[マクロの記録]→[記録終了]
(又は記録終了ボタン)
※マクロは最終ワ−クシ−トの後ろにModule
  1のマクロシ−トが出来そこに記録される
[ツ−ル]→[マクロ]→[新しいマクロの記録]
(マクロ名は[Macro1]となっているが特に名前
を付けない場合は)→[Ok] で記録スタ−ト
[ツ−ツ]→[マクロ]→[記録終了](又は記録
終了ボタン)
※ マクロはモジュ−ルに記録されるが、その
 表示や編集はVB Editorでないと出来ない。
2.マクロの編集
[1] マクロシ−トを開く
[2] 編集 
[3] 編集したものを保存
   通常のExcelの保存と同じ
 
 
 
 
[1] 表示はVB Editorを使用
 [ツ−ル]→[マクロ]→[マクロ]→
 (マクロ名指定)→[編集]
[2] 編集 (編集方法はExcel95と同じ)
[3] 編集したものを保存(VB Editor上)
   [ファイル]→[***(ファイル名)の保存]
[4] 通常のExcelへ戻る
   [ファイル]→[終了してMicrosoft Excel]
3.マクロの記録状態見ながら記録
[1] [ウィンドウ]→[新しいウィンドウを開く]を
 指定してから
 
[2][ウィンドウ]→[整列]→[並べて表示]
 
[3]ウィンドウが2個表示されるので、一方を
  マクロシート表示に切り替える。
 
 
 
[1]VB Editor 起動
 [ツ−ル]→[マクロ]→[Visual Basic Editor]
[2]ウインドウ並列表示
  ウインドウ上のExcelを半分にし、片側半
  分にVB Editorを表示
[3]コ−ドウインドウの表示
  [モジュ−ル]をダブルクリック
  [Module1](モジュ−ル名)ダブルクリック
※以上の状態で自動記録を行うと、VB Editor
  で記録内容を記録と同時見ることが出来る



22−3.Webドキュメントへの対応
Excel95 Excel97/Excel2000
1.HTMLファイルへ変換
 
インターネットアシスタントウィザ−ドにより
指定した個所をHTMLファイルへ変換
 
 
 
 
 
インターネットアシスタントウィザ−ドにより
指定した個所をHTMLファイルへ変換
●Excel2000
HTMLに加え、XMLを利用することにより、グラフ
もワ−クシ−トと同じ位置に表示されるし、数式
も保存される(ただしHTLMタグのみのファイルに
比べ3倍以上の容量となる)
・HTMLプレビュ−でワ−クシ−トWeb表示可
2.Webブラウザでの操作
 
(操作不可)
 
 
●Excel2000
保存する時、「対話機能を追加」にマ−クして
保存した場合、Webブラウザ上で数字を変更
すればグラフに自動的に反映される
3.HTMLファイルの取り込み
 
(取り込み不可)
 
 
 
Excel97でも取り込みは出来たが、余り忠実
に再現されなかった。
●Excel2000
Excel2000をHTMLファイルにした物であれば
数式等を含めそのままワ−クシ−トへ戻せる



22−4.ダイアログボックスの作成
Excel95 Excel97/Excel2000
1.ダイアログボックスの作成方法
 
・ダイアログシ−ト上に作成
 
 
 
 
 
 
 
・ユ−ザ−フォ−ム上に作成
 (VBEditorでユ−ザ−フォ−ムを挿入)
 
・Activexコントロ−ルの採用
 (標準装備されている以外も追加可能)
 
・イベントプロシ−ジャ
 (多くのイベントがあり、クラスモジュ−ル
  に記述)



22−5.イベント
Excel95 Excel97/Excel2000
1.ダイアログボックスの作成方法
 
ブックを開いた場合等、少しはあったが、
本格なイベントマクロ実行の機能はなし
 
 
 
 
プロジェクトエクスプロ−ラに表示されている
項目をダブルクリックでクラスモジュ−ルが
開くので、そこにイベントマクロを記述
下記3種類のオブジェクトがある
・Workbookオブジェクト
・Worksheetオブジェクト
・Applicationオブジェクト



22−6. その他の相違点
no 項目 Excel95 Excel97/Excel2000
1
 
1セルの
入力文字数
1セル:255文字
 
1セル:32000文字
 
2
 
セル数
 
列=IV(256)
行=16384
列=IV(256)
行=65534
3
 
メニュ−
バ−
ワ−クシ−トメニュ−バ−は上端に固定
 
ワ−クシ−トメニュ−バ−は初期上端
であるが左右や下へ移動できる
4
 
かな表示
 
なし
 
入力した「かな」の情報は保持されており、
変換前文字を「ふりがな」として表示できる
5
 
元に戻す
 
最近行った操作内容を1回まで元に
戻せる
最近行った操作内容を16回まで元に戻せる
(ツ−ルバ−の所の矢印で複数選択可)
6
 
項目名の
ラベル化
なし
 
表の上端行と左端列に入っている項目名
をラベルとして参照できる
7
 
改ペ−ジ
レビュ−
なし
 
ワ−クシ−ト上にペ−ジ番号ペ−ジ区切り
を表示できる(このペ−ジで区切り変更可)
8
 
ファイル閉じ
るの確認
複数のファイルを閉じる時、ファイルごとに
保存確認のメッセ−ジが出る
「すべて変更」を指定で、一度に全ての
ファイルを保存して閉じることが出来る
9
 
メニュ−に
ボタン追加
なし
 
メニュ−バ−もツ−ルバ−の一種になり
ツ−ルバ−のボタンをメニュ−に追加可
10
 
図形飾り
 
なし
 
図形に、3−D効果や光源の変化等を
指定できる
11
 
文字飾り
 
なし
 
ワ−ドア−トで、立体文字や文字のスタイル
を指定できる



22−7. Excel2000その他の新機能
項目 内容 記事
 
操作関係
 
 
 
 
 
 
「ファイルを開く」のダイアログボックス
が大きく見やすくなった

 
クリックボ−ドにコピ−した内容を最大
12個まで保存できる

 
選択範囲がシ−スル−ビュ−採用で
薄い紫色で見やすくなった

 
メニュ−画面は初期状態では最小限
の項目を表示


 
デ−タアクセス
 
 
 
テキスト外部デ−タとしてインポ−ト
出来るようになった
 
 
外部デ−タ取り込みの「新しいWebクエリ−」
で、Webペ−ジの表の部分がワ−クシ−ト
に表示される
 
 
 
 
日付け入力
 
 
 
 
 
 
2桁の年入力(Excel2000)
 
00〜29 → 2000〜2029
30〜99 → 1930〜1999
 
H12.1.1 → 平成12年1月1日
和暦は、M(明治)、T(大正)、S(昭和)
H(平成)を年数の前に付ける
2桁の年入力(Excel95・97)
00 → 2000
01 → 昭和64年
02 → 平成2年
20 → 平成20年
21 → 昭和21年
64 → 昭和64年
65〜99 → 1965〜1999


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